告知君

プロフィール

kurosawaクーロン黒沢 1971年東京生まれ。下品で奇妙な自作ゲームを混乱期のパソコンマニアに売りつけ、反社会的なミニコミを配り、クラスの皆から嫌われまくり……そんな暗い暗い青春時代を送る。

14歳にして地獄の趣味 “パソコン通信” と出会い、たぶん日本初のエロ掲示板をオープン。集まった変態どもに英才教育を受けたはいいが、 変態が増えすぎてコントロールできなくなり、掲示板はあえなく閉鎖。

この頃、英語もろくにわからないのに輸入物の海外ゲームにはまり、学校をズル休みした挙げ句、根性で東南アジアに足をのばし、骨董ゲーム・骨董マシンを買いあさった。と、そんなとき、アメリカ在住のうさんくさい人物と運命的な出会いが……。

同い歳のその男、ミスター西本(仮名)はいつもニヤニヤ。大言壮語と自慢好きな大学生。一応英語ペラペラ。尊敬する人はヒトラー。面識も何もない私にいきなり国際電話をかけてきて、何時間も何時間も機関銃のように野望を語る変わり者だった。

そんな人間を他に知らなかった私は ミスター西本のセールストークにすっかり洗脳され、半年後、帰国した彼のこしらえた妙な会社に入社。西本は歌舞伎町にある総会屋、右翼、ヤクザ、フィリピン人だらけのビルに事務所を開き、 アメリカ土産の最新自転車を組み立て、奇声を発しつつ、狂ったようにオフィスの中をぐるぐる走り回ったのだった……。

社員は私ひとり。会社は作ったけど、 なにをするかはこれから考えようぜ!と声をかけられ、設立翌週から「設立記念東南アジア一ヶ月社員旅行」がはじまり、脳天気な私すら、この呪われた会社の行く末が心配になったものだが、幸い旅の途中で金の成る木を発見した我々は、半年後、バイトを沢山雇って面倒な仕事を全部任せ、自分たちはタイで酒飲みながら、商売女の尻を触ったりして 天下を取ったような気分になっていたのであります。

しかし、良いことはそう長く続かず、突如として仇敵・任×堂の弁護士から恐ろしい内容証明が届いて見る見る暗雲が立ちこめ──私は西本の会社を辞めた。だが、インディージョーンズ並みに悪運の強いミスター西本はへこたれず、東南アジアを拠点に色々な商売を展開。ばってん荒川にうり二つなITベンチャーの雄をだまくらかし、遂に1ダース以上のスーパーカーを持つ大金持ちに……。

一方、私は西本のカルマの影響か、地獄みたいな国々で泥沼にはまり、騙されたり脅されたりさらわれそうになったり、皆さんに楽しいコンテンツをお届けすべくがんばっているのです。ご寄付、お待ちしています。

イラスト (C)マミヤ狂四郎

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