告知君

2002 年 9月 04 日

虐殺

Posted by: 黒沢 In: アジア|全て

s-0105 窓の外にネズミの死骸があることを知らず、仕事部屋の窓を開けっぱなしで寝てしまった‥‥。

 翌朝、部屋のドアを何気なく開けた瞬間、SF映画というか、ホラー映画というか、窓の外で大発生したハエの大群がそのまま仕事部屋に入り込んだらしく、部屋全体が蝿の群れにかすんで見えた。その数計測不能。ハエの羽音でドアノブが振動していたほどである。

 そのままドアを閉め、部屋の外で呆然とすること30分。もう一度開けたら、あいつらが束になって襲いかかってくるのでは‥‥という妄想と恐怖にかられながらも、家の外から窓を閉め(このときネズミの死骸を発見)、近所の雑貨屋で黄色い超強力殺虫剤を三缶購入した。

 で、ドアを少しだけ(4cm)開けて噴射しまくり、二缶ほとんど使い切ったところでドアを閉めた。ちなみに残りの一缶は仕上げのときのために残しておく‥‥。

 一時間後。ドアを開けると無数(本当に無数)のハエが死んでいた。ここで先ほど残しておいた一缶を残さずばらまき、生き残っている勇者にトドメを刺す。
 続いて、ハエの死体が連なる光景と殺虫剤の臭気で吐きそうになりながらも、ほうきとチリトリで絶命した彼らの死骸を集める。外のゴミ箱と仕事部屋を四往復して部屋の中がようやく普通に歩けるようになり、それから二時間ほど熱心に掃除した。

 掃討作戦が終わり、改めてゴミ箱を眺める。と、殺した数が数だけに、自分が常軌を逸した虐殺者になったような、そこはかとない罪悪感を味わった。それでも、ヒムラー長官やポルポト首相が殺した数には到底及ばない(しかもあっちは人間)ことを思い出し、自分を慰めた。

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