告知君

2009 年 5月 25 日

男は黙ってマセラティ

Posted by: 黒沢 In: アジア|全て

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 カンボジアもご多分に漏れず、ここ数年はバブル景気に沸いていた。そして、全世界のバブルがはじけまくった今も、まだ気がついていない成金たちが高級車を買い漁っている。いいかげんそろそろ気づいてると思うんだが……。

 プノンペンに来たことがあれば、この町のランクル率の高さに驚くこと請け合い。昔はボロボロのボロ車しか走ってなかったのに、今では最新型のランクルも珍しくない……どころか、町で見かける半数が最新モデル。残りの大部分も5年落ちの一世代前だ。4月には遂にフェラーリを発見(360モデナ)。知人は目つきの悪い中学生のガキがランボルギーニ・ガヤルドを運転する様を目撃。じっと見てたら視線がカチ合いそうになり、慌てて目を背けたという……。

 そして昨日、プノンペン郊外のきったないでこぼこ道を走っていたところ、前方から辺りの雰囲気と違和感ありまくりな黒いスポーツカーが近づいてきた。ああ、あれはマセラティ・グラントゥーリズモ。税抜き1500万円。日本ならコイツの消費税でしょぼい軽自動車が買えちゃう。専用ラゲッジセットはフェラガモ製……。
 運転席には横町の屋台と中華鍋が似合いそうなTシャツ姿の真っ黒な青年(推定17歳)が──。今日、生まれてはじめてカンボジア人を対象に「あいつと入れ替わりたい」と思った。

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