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2002.10.10驚くべきことが次々と起きている。
 いつものように宮崎県○○○郡南○町○○の○○○茶屋新工場建設作業現場に向かった。
 するとそこには、いつものメンバー以外に若い群れが屋根に登っていた。
 それもあちこちの屋根に登っており、といなどの掃除をしていた。
 この連中は、10代から20代ぐらいの年齢で、人数は、5人ぐらいいた。ほとんどがTシャツを着ていた。
 この連中は、鉄筋組み立てのときにも来ており、運搬とか雑用をしているらしい。
 アルバイトのようだ。
 頭にくることに、この連中は、やたらに私にいちゃもんをつけ、侮辱し、からかった。
 こんな糞餓鬼どもになめられて怒鳴りたいところだが、そんなことをすると、こちらが注意をされてしまう。
 なるべく無視するようにしていたのだが、とにかくまとわりつくように私の周囲をうろうろし、監視していた。
 その中に売春婦かレディースのような腐れ女がいて、狂ったように発作的に馬鹿笑いをした。
 それも何の理由も無く、病気のように高笑いをしていた。
 梅毒で、脳神経をやられているのか、あるいは薬物中毒なのか知らない。たぶん麻薬中毒患者だろう。
 この女を中心として動いているような群れだった。
 やたらに挑発してくるので、非常に作業がやりにくかった。
 このチンピラの群れは、部長の知り合いらしい。
 別に調べたわけではないが、駐車場を見ていると、異常な車を発見した。
 ナンバーは、鹿児島○○ね○○-○○
全体的に青い色で、イスズのELF、最大積載量2トンだ。
 これはトラックなのだが、まるで右翼団体の街宣車のような装飾がある。
 前面部に異様な金属製の突起物がある。
 それは銀色で、明らかに違法改造車だ。
 正面の窓ガラス内側に日本国歌の歌詞が、色紙のようなもので書かれており、さらに窓ガラス下の部分が着色されている。
 雨のときに窓をふくワイパーも異様なもので、神社の魔よけの矢みたいな巨大なものがついている。
 さらに側面部にも装飾があり、異様な車だ。
 その他にも派手な装飾があった。
 大型トラックとか、トレーラーなどのコンテナ部分には、そういうものがあることがあるが、2トントラックでは珍しい。
 ところが、後方から見ると、普通のトラックである。
 このような車は、あおり行為を目的とした暴走車両であり、違反行為を繰り返していることが予想される。
 この暴走族グループと、部長とはどういう付き合いがあるのか知らない。
 どういうつきあいでもそれは自由だろう。
 だが、他人に嫌がらせをしたり、挑発行為をすることは許されない。
 また暴走行為も許されない。
 暴走族のすべてが学生とか、無職ではない。
 中にはフリーター、土木作業員、建設作業員もいる。
 公務員でも暴走行為をするかもしれない。
 だが、それらは許されないことであり、それを社会的に認知させることは無理だ。
 この連中には本当に不気味なものを感じた。
 底知れない悪を感じた。
 こういう連中とつきあっているようでは、危険だと思う。
 部長は、気に入っているようだし、私はそれをとやかく言える立場ではないが、こういう連中と深い付き合いがあると、結局は、暴力団組織ともつながる。
 悪は集結するからだ。
 それはあらゆるトラブルを招くということを意味する。
 やくざというものは、実は非常に親切で、やさしかったりするものだ。
 親しい関係のときには、頼もしいとさえ感じるだろう。
 警察関係者の中にも一般人よりも、暴力団員の方が親しみやすいと感じているものは多い。
 それは利用価値があるときだけなのだ。
 それには裏がある。
 そしてやくざが態度を豹変させたとき、すべては崩壊する。
 親しい友人だと思っていたのに、骨までしゃぶり尽くされ、借金地獄におとしめられ、最後には殺されることさえある。
 それがやくざというものだ。
 飲食店業界は、どうしてもやくざとの関係を断ち切れないことが多い。しかし、それを続けることも破滅に至るのだ。
 







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