女の子?
男の子?
(95.2.24)

 ピチット県では現在、男女両性の児童が県民の注目を集めている。今を去ること七年前の10月10日。同県サムガーン郡内の病院で一人の女の子が産声をあげた。

 最初、両親はかわいい女の子を授かり大喜びだったが、生後三ヶ月ほどで身体に異常が発生。なんと彼女の女性器から、男性器らしきものが生えてきたのだ。

 この女の子(?)の名前はシータナンちゃん。両親は極めて貧しかったため病院にかかる事もできず、結局はそのまま何の処置もしなかったため、その男性器は徐々に成長。今では本物と見間違わんばかりになっている。

 シータナンちゃん自身は健康そのもので、病気一つせずに育ち、昨年無事小学校へ入学した。しかしシータナンちゃんの肉体的異常が学校中に知れ渡るのに、そう多くの時間を必要とはしなかった。

 毎日の陰口、嘲笑が嫌になり、学校も休みがちになったわが子を心配した両親が先生に相談したところ「転校して、新しい学校でやりなおすのが一番いいですね」とのありがたいアドバイス。

 両親は仕方なく転校の手続きをし、シータナンちゃんの新生活が始まった。しかしここでもシータナンちゃんの異常はアッという間に知れ渡ってしまう。

 その後噂が噂を呼び、地元新聞社の知ることとなり、事の真偽を確かめるため、記者がシータナンちゃんの実家を訪ねたりもした。大きな障害をもつシータナンちゃんだが、性格は明るく「大きくなったら軍隊に入りたい。お医者さんでもいい」と屈託がない。

 母親のヨンさん(35)は「私たちの家庭は貧しいので、この子を治療することができません。どうか誰でもいいですから助けて下さい」と訴えている。仮に手術ができることになったら、男性器と女性器のどちらを残したいかとの質問には「男性器を残せば、将来結婚しても家族の姓をついでくれるから嬉しいが、この子は元々女の子だったんだし‥」と母親も決めかねている様子だった。

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