クンサーの手下?
(92.6.19)
バンコクのナイトクラブ経営者が麻薬取引容疑でこのほど、マレーシアで逮捕された。
捕まったのは「キングスター」の経営者リン・チェン(52)。有力情報筋によればリンは、ミャンマー・シャン州を本拠に数百万ドルの巨利をあげるクン・サの麻薬密売組織に深く関与すると言われ、今回の逮捕は同組織に大きな打撃を与えるとみられている。
リンは1991年5月から今年3月までに相当量のヘロインを米国に持ち込もうと共謀した容疑で告発されており、米大使館の一等書記官は、麻薬撲滅を目指す同国のスティング作戦によってリンを逮捕したと語った。
リンはタイ、シンガポール、ミャンマー、台湾の四冊のパスポートを所持し、またリン先生、セーウー、アスー、セーンウーなど28もの別名を持ち、12日の略式審問ではリンの国籍を最終的に確証することができず、裁判は7月3日延期された。
米国係官が法廷に提出した書類によると、リンはバンコクで仲間のリ・ヨン・チンと連絡し、米国に14キロのヘロインを船で密輸。積荷は1月13日にニューヨークに着いた。リンは200万ドルの代金を受け取ろうとしていたところをレストランで逮捕された。
リンは米国麻薬担当官に対し「自分はバンコクを根拠地とするヘロイン取引業者のために働いた。彼は大物で、有名な取引人でさえ彼をビッグボスと呼ぶ」と供述した。
なお、米国はリンの身柄引き渡しをマレーシアに求めている。