売春を強制
(92.5.15)

 警察犯罪制圧課はこのほど地方から出稼ぎに来た女性をだまし、売春を強要していた男たちを逮捕するとともに14歳から20歳までの女性19人を保護した。

 被害にあった女性の多くはイサン地方出身で、仕事を探しにバンコクへやって来たが、ホァランポーン駅や北バスターミナル(モーチット市場近く)に着いたところで男たちに声をかけられ、そのまま車に押し込まれ、売春宿に売り飛ばされていた。

 同売春宿は、バンコクに隣接するナコンパトム県ナコンチャイシー郡サーラーラー村5-20-1にある通称「バービヤック」で、表側は「ノーン・ヌット」という名の食堂として経営する一方、裏側に売春用の部屋を用意していた。

 連れてこられた女性たちは、暴行を加えられながら午後8時から翌朝5時まで売春を強要され、食事は一食しか与えられていなかった。

 事件が発覚したのは、元兵士のチューチャーイ・エムバムルンさん(23)が、除隊祝いに友人と「バービヤック」に遊びに行き、泣いている女性を見て話しかけたのがきっかけ。

 女性はナコンサワン県ノーンンブア郡トゥントーン村出身のラッサミーシッティノーイさん(19)で、事情を打ち明けるとともに、大事にしまっていた身分証を渡し家族に連絡し助けに来てもらいたいと頼んだ。

 チューチャイさんは、父親のウェート・シッティノンさん(45)をともない、犯罪制圧課に出頭。警察はただちに「パーピヤック」を捜索、経営者のピヤック・クーディー(41)、および女性に暴行を加えていたヒモ兼用心棒のソムマーイ・ナ・ラーノーイ(26)、女性をだましていたサムナオ・パニソーン(16)、その他ヒモ三人を逮捕した。

 なお、同日保護された女性のうち、法律の規定する年齢に満たない少女8人は、未成年保護センターに送られた。内訳は14歳が3人。15歳1人。16歳2人、19歳2人であった。

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