囲われたい
ボクたち
(95.1.6)
先月21日。バンコク都ブングム区スカピバーン通りのある借家で、電話による売春斡旋及び、麻薬の売買が行われているとの連絡が入った。
午後四時、通報を受けて警官を派遣。問題の家の周囲を固めた後、家内へ侵入したところ、大きめのチューブに入った白い粉末ヘロイン一管と、少量のガンチャ一包みが見つかった。さらに奥の部屋を調べたところ、青年四人が隠れているのを発見・逮捕した。
取り調べに対し、チャチポン(24)、ニポン(20)、ジャムノン(21)、シナーロット(21)の四人は、自ら身体を売っていたことは認めたが、麻薬の販売については否認。自分たち自身のために購入したものだと自供した。
四人の供述によると、その筋の雑誌に広告を載せているエージェントが存在し、客から電話が入るとそのエージェントからグループに連絡が入り、求めに応じて約束の場所で客と会うそうである。一回につき千五百バーツから二千バーツを受け取り、客の多くは未亡人や高齢の独身女性、またはゲイであるが、中には台湾、日本、香港などから来た外国人固定客もいるとのこと。彼らは月に平均二万から三万バーツ稼いでいた。
四人は常に必ずコンドームを使用しているが、それでもエイズに感染する危険があることを承知し、恐れている。しかし他にこれといって収入の得られる仕事もなく、もし運良く自分を囲ってくれる裕福な女性が見つかれば、一生遊んで暮らせると夢見ていた。