老いを忘れた老人
(94.12.24)

 パタルン県では、91歳の男性と45歳の女性の結婚が年頭の話題となった。

 この花婿は同県ムアン郡に住むダムさんで、3月20日、両家の親戚・関係者あわせて250人が参列するなか、結婚式が盛大に執り行われた。ダムさんは二年前に死に別れた奥さんとの間に、60歳になる長女を筆頭に十人の子供がおり、孫は百十二人を数える。

 「孫の家の近くに住むピヤンさんを一目見たときから夢中になってしまった」

 というダムさんは、その後七ヶ月にわたってピヤンさんを口説き続け、ついに結婚にこぎつけた。ちなみに結納金は、金のネックレス50サタンと1万バーツ相当の牛一頭で、夜の夫婦生活のことを聞かれると「週に3〜4回はまだ大丈夫」と元気いっぱいに答え、周りの人々を驚かせていた。

 一方、新婦のピヤンさんも昨年夫と死別したばかりの未亡人。ダムさんの強引な口説きに負けてしまったかたちのようだ。月に十回以上家を訪問され、その度に結婚を申し込まれたらしい。親戚の者に相談したところ、皆に勇気づけられた為、結婚を決意したという。「父よりも年上だけど、わたしは彼を愛し尽くしていきます」とピヤンさんは晴れやかな顔で語っている。

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