レイプ警官無罪
(93.1.29)

 19歳のタイ人女性から「だまされて売春させられた」として訴えられていた警察官が、上告審で証拠不十分として8年の実刑判決を免れた。訴えているのはプラカイダオさん。それによるとプラカイダオさんは知り合った女性ブローカーのジラワンさんから、1988年7月「東京のヒロトリクラブで働かないか」と持ちかけられた。

 斡旋手数料は5000バーツとのことで合意すると、ジラワンさんは「サマサック警官がビザをアレンジし、二日間のマニラ経由を経て東京まで同行する」と言った。

 同警官はプラカイダオさんの容姿に満足。二人は東京に到着した。ところがプラカイダオさんの訴えによると、そこでサマサック警官は「悪魔」に早変わり。パスポートや書類を取り上げ、乱暴するなどしてヒロトリクラブの客との売春を強要された。これはプラカイダオさんがタイ大使館に助けを求めるまで続いた。

 第一審では、犯罪制圧警察のスパシン警官も共犯であることが発覚し、サマサック警官に8年の実刑が言い渡された。しかし同警官は二審に上告。外国旅行中にプラカイダオさんに偶然会ったとして無実を訴えた。上告審では「プラカイダオさんが、サマサック警官を予め知らずに外国に行き、一緒に滞在するのは不可能。それにプラカイダオさんには過去に売春に関わっていたという理由もある」と一審判決を退けた。そして「証拠不十分のため無罪。ただし原告が最高裁に訴えるまで留置場に留まること」との判決を下した。

戻る