15日、野良犬がビニール袋に入った女性の足をかじっているのがラチャブリ県ムアン郡で見つかった。
当初、足の甲に銃弾が貫通したような跡があること。膝下の切断部分が外科手術をしたような状態であることなどから、警察では特殊な訓練を受けた者による殺人事件として捜査を開始することを決定。被害者の身元確認を急いでいた。
ところが翌日、この事件が新聞で報道されると、記事を読んだ足の主から連絡が入り、警官らをびっくりさせた。この女性は同県パクト郡プロムペート病院に入院中のソムキットさん(52)。夫のノットさんの説明によると、「妻は鋭利な石を踏みつけてできた傷が悪化して、その一部が壊死状態となり切断するはめになってしまった」という。
手術後、切断した足を慈善団体へ引き渡し、きちんと埋葬してもらえるように、病院側は従業員のアヌワットに指示した。しかしアヌワットが事務所を訪ねると、あいにく全員が出払っており「待っているのも面倒くさかった」ため、近くにいた子供に五十バーツを渡し、どこかに埋めておくよう言いつけると帰ってしまった。ところがその子供はお金を受け取っただけで、足を近所の道端に捨てて行ってしまったため、今回の大騒ぎとなったというのが事件の顛末だ。
同夫婦は新聞に掲載された足の写真を見たとたん「これは自分の足だ」と確信し、警察に連絡したという。今でも病院側のお粗末な処置に対して「使えないと分かっていても、自分の身体の一部をあのように扱われるとは」と、怒りを隠せないでいる。