やりすぎ
ヒステリーママ(93.2.19)

 19日午後3時、都内ノンケム警察にパシーチャルン運河付近の貸家から火がついたような子供の泣き声が聞こえるとの知らせが、近所の住人からあった。

 問題の家は公務員ドクラク(32)宅で、家の中で娘ムリちゃん(6)が高熱を出して泣いていた。ムリちゃんの体中には硬いもので叩かれた跡や、頭に四センチほどの傷があり、目や頬が腫れ上がり痛々しい姿をしていた。ドクラクは調べに「元ホステスをしていた妻アノン(34)と七年前に結婚した。妻は感情の起伏が激しい性格で、娘が気に入らない事をすると殴る・蹴るの乱暴をした。そのため普段は娘を私の両親のもとに預けていたが、一週間前に連れ戻した。

 ところが妻はイライラすると娘を叩き、ゴムホースで首をしめたりして乱暴した。事件前も棒で頭や体を叩き、ローソクの火で体に火傷させたりしたため、娘は恐怖のあまり熱を出し、泣きやまなくなった」と述べた。

 一方、病院に収容されたムリちゃんは医師の診断から、打撲傷のほかに左鎖骨が骨折していることが分かり、手当てを受けた。

 同じ日の午後九時ごろ、警察では逃走中のアノンを逮捕した。彼女は涙で顔をクシャクシャにして「前夫ソムデットは妊娠二ヶ月の私を捨てて家を出ていった。しかし現夫ドクラクはムリが自分の子ではないのに可愛がってくれた。私は親から勘当され、しかも洋裁の仕事も順調にいかなかったりで、いつもイライラし弱い娘に当たりちらして酷いことをしてきた」と犯行を自白した。