中学生・変態にレイプ(94.11.15)

 今月15日、ランパン県ムアン郡バンウアム地区の住民から地元新聞社に「中学生が突然出産した」との連絡が入った。

 記者がその真偽を確かめるため実家に訪問すると、中学二年の少女ノイちゃん(14)が、両親・親戚に囲まれながら生まれたばかりの自分の子供と遊んでいた。

 父親のユアンさん(35)の話では、娘はかなり太っているため、妊娠していることにはまるで気がつかなかったという。

 ノイちゃん自身はなにかお腹の中に入っているようだと両親に訴えていたが、両親はガスがたまっているくらいにしか考えていなかった。ところが先月29日夜、ノイちゃんが急に腹痛を訴えたため、両親は盲腸炎と信じ込み、急ぎ病院へ。医師が診察室で診察していると、突然男の子を出産して皆を驚かせた。

 結局ノイちゃんは三日入院した後に退院したが、帰宅後、ようやく落ちつきを取り戻したノイちゃんに両親が問いただしたところ、今年三月学校側が野外キャンプを実施した際、レイプされたことを告白した。

 ノイちゃんの説明によれば、キャンプ当夜、生徒たちが夜間行進訓練のためテントを離れるにあたり、教師はノイちゃんにテント管理を言いつけた。そして尿意を催したノイちゃんが草むらで用を足しているいると、忍びよってきた大男にいきなり腹を蹴られ、激痛でうずくまっているところをレイプされた。

 ノイちゃんは恥ずかしさのため誰にも話さずにいたが、まさか自分が妊娠しているとは夢にも思わなかったと涙ながらに語った。

 ノイちゃんが出産したことが分かると学校側は、「名誉」を傷つけたとしてノイちゃんを放校処分とした。ノイちゃんの伯母ノンヤオさんは、生まれた子供は自分が育てるからなんとか復学させるよう学校に要請したが、無情にも断られた。ノイちゃんの家は貧しいが、それでもなんとか娘には教育を受けさせたい。と両親は苦しい生活のなかから教育費を捻出していた。その希望が、一人の変態のために打ち壊されてしまった訳だ

 ノンヤオさんはさらに、今回の強姦はノイちゃんの不注意ではなく、キャンプの安全対策を怠った学校側の責任であるのに、このような処置は納得できないと、学校の対処に不満を隠さないでいる。

 県社会福祉事務所では、当面の育児に必要な品をノイちゃんに贈呈した。警察も犯人の捜査を始めたが、ノイちゃんが犯人の顔を見ていないこと、時間がかなりたってしまったことなどから、犯人逮捕は難しいものとみられている。