普段から仲の悪い二校の工業学校生五百名が石を投げたり、教材用具で殴り合い、学校の施設などを破壊し、一人の死者を出すという事件を引き起こした。
23日の午後11時、クルンテープ工業学校(ヤナワー区スアンプーム)の学生数百名が、同校から四キロ程離れたところにあるカノク工業学校(チャンタットマイ道路)に押しかけ、学校の表札を壊して焼き払い、門衛の詰め所に火をつけるなどの乱暴を働いたため、怒ったカノク工業校の学生たちと殴り合いの大喧嘩となった。知らせを受けた地元警察が、隣区の警察に協力を求め現場に急行したところ、暴徒と化した学生たちは教材の板や工具を振り回し、血だらけになって殴り合っていたため、彼らを説得し鎮圧するのに二時間以上を要した。
その後、現場で頭をハンマーで殴られ意識不明になっていたカノク工業学校二年生シティチャイ・ピヤプーン君(19)を警察病院へ収容したが、間もなく死亡したことがわかった。その他にも十数名の学生が重軽傷を負い、同病院で治療を受けた。
警察ではこの夜乱暴をはたらいた学生たちをルンピニー、ヤナワー、ワットパヤカイなどの警察に補導して取り調べを行った後に、各家庭へ送り返した。
事件の原因について、クルンテープ工業学校校長サクン氏は「先週、カノクの学生たちがバスから当校の学生たちに石を投げたり、女子学生のブラウスやスカートをカッターで切ったりして乱暴を働いてきた。私はこの件についてカノクの担当教師に報告し、善処するように要請した。しかし先方からはなんの連絡もなかった。そして18日夜、当校の学生二名がバス停に立っていたら、カノクの学生20名以上がバスから降りてくるなり、殴る、蹴るの乱暴を加え、二人の学生は意識を失っているところを庶民に救助されるという事件が起きた。度重なる乱暴に耐えられなくなった学生たちが、暴動を起こしたものと思う」と述べた。
同校長は事件後、真相を究明し対策を検討するため、8月3日まで学校を臨時休校するよう学生に通達した。
一方では24日午後1時ごろ、タイビチット美術学校の学生200名程がチャトゥチャック公園前のバス停に集まり、28番のバスが停車するなりバスへ乱入し、乗客を全員追いだしてバスを占領した。そして運転手を脅迫してセントラルデパート・ラートプラオ支店前にバスを停車させた後、バス停にいたセントジョン校の学生50名に乱暴を加え、再びバスに飛び乗って逃走するという事件も起きた。
知らせを受けた警察が暴走するバスを追跡したため、学生たちはバラバラにバスから飛び降りて逃走した。その後、警察ではその中の十数名を逮捕したため、原因などについて詳しい調査を行っている。