今月12日、チェンマイ県ソンサイ郡警察署に殺人事件発生の報が入った。警官が通報のあった民家に急行すると、同家の住人ポンサックさん(35)とその妻ワーサナーさん(33)が血だらけで倒れており、その傍らでポンサックさんの二号スラピー(44)が拳銃を握り呆然としていたため、急遽逮捕した。
警察では二人を病院に移送、手術を施したがポンサックさんは間もなく死亡した。ポンサックさんは銀行員、妻のワーサナーさんは保健所の職員だった。スラピーの供述によれば、銀行で働いていたときにポンサックさんと知り合い、深い仲になって、定期的に小遣いを渡していたという。しかし間もなくポンサックさんに妻がいることを知る。しかし自分は後から来たとして、二号の地位を甘受することに決めた。その後三人で話し合い一軒の家を購入。そこで三人の奇妙な同居生活が始まった。その際の住宅購入資金はすべてスラピーが出している。
ポンサックさんはその後ランプン県に転勤となったが、性懲りもなく転勤先で今度は若くて美人のポンティップさんと深い仲になった。一方正妻のワーサナーさんの方ではなんとかスラピーを追い出し、家を自分らのものにしようと画策していた。
犯行日の12日、ポンサックさんの新しい恋人ポンティップさんを交えて家族会議が開かれ、ここでポンサックさんはポンティップさんも一緒に暮らすことを告げる。ところがこれに対してスラピーが猛反対。ポンティップさんと別れるように懇願したが、聞き入れられず激しい口論となった。見境いのなくなったスラピーは予め用意していた拳銃を取り出すと、ポンサックさんとワーサナーさんに向けて発砲、一方ポンティップさんは急いで逃げたため無事だった。
警察では、スラピーの身柄を拘束、殺人事件として起訴すべく取り調べを進めている。