ませた中学生カップル(93.7.18)

 18日午前8時ごろ、都内チャナソンクラーム警察に、学生服を着た少年と少女が手をつないでやってくるなり「結婚の届けをしたい」と申し出たため、係員をびっくり仰天させた。

 二人はバンランプー地区にある男子校中学二年生ウアン君(13)・仮名と、女子校中学二年生サプさん(12)・仮名で、中学一年生の時に知り合い、交際を続けているうちに深い関係を持つようになった。お互いに親に事情を話したが、子供の身で何事だと猛反対されて交際を禁じられが、どうしても離れて生活することができず、結婚を決意したという。

 警察からの連絡をうけて駆けつけたサプさんの養母カニターさん(36)は「幼児の頃からサプを引き取り、わが子のように大事に育ててきた。この子の将来に私たち夫婦は大きな期待をよせてきた。しかし、最近娘の帰宅が遅いので厳しく問いただしたら、ウアンと遊んできたと白状した。彼との交際を禁じたらサプは家出してしまい、一時行方が分からなくなった。しかし、寺に隠れていることが分かり、家に連れ戻したがその後も時々外泊し、その度に探し出しては家に連れ帰っていた」と述べた。

 一方、ウアン君の母アンポンさん(34)は、「私は夫と離婚し息子を一人で育ててきた。息子はとても真面目で勉強の成績も悪くなかった。しかし最近帰宅が遅いので注意したら、恋人ができたというので学業が大事だからと忠告したら、恋人と家出してしまった。警察に届けを出して二人を捜してもらった。もし彼女との仲を引き裂くようなことをするなら学校を中退するというので、仕方なく二人の仲を認めることにした」と訴えた。

 いずれにせよ、17歳に満たない未成年者の結婚は法律で認められていないので、警察では双方の親に子供たちを説得させるように説明し、若いカップルを親に引き渡した。

 翌日19日、サプさんの養母は娘の行動を恥じて学校に退学届を提出した。同じ日にウアン君の学校でも、学校にとって不名誉なことであるとして、彼を退学処分にすることにしたという。

 青少年家庭裁判所のタン・テートワン所長は、17歳の子供が親の反対を押し切って結婚する例が稀にあるが、今度のようなケースは前例がない。法律で認められていない以上、結婚を許可することはできないが、このようなことは現代社会の一つの重要な問題だ。親が家庭教育を怠り放任しているため、子供が親の管理を受けず未熟な考えで間違った判断や行動をしやすくなる傾向があるという。