狂った国境警察官(93.9.2)

 南タイ三県のテログループ捜査任務を終えて宿舎に戻ってきたソンクラー県ムアン郡ラムカムヘン陣営の国境警察官七名が、二日午後11時半ごろ、宿舎前で慰労のための酒盛りを始めた。酔った同僚一人が「テログループを恐がっている小心者だ」とチャカワン警官をからかい、他の仲間もそれに同調し野次を飛ばした。

 カーッとなったチャカワン警官は、部屋にかけ込み制服に着替え、M16ライフルとM26爆弾をかかえて出てくるなり、酒を飲んでいた同僚めがけて気が狂ったようにM16で50発ほどの弾丸を連続発砲し、その後でチャカワン警官は同じ銃で自殺を図った。

 事件を知った郡警が現場に急行すると、チャラン警官、チャデット警官に犯人のチャカワンが死体となっていた。その側で四名の警官が重傷を負って救助を求めていたため、直ちに病院へ送った。

 郡警では、チャカワンは厳しい任務で精神的にも疲労していたために、前後の見境いもなく犯行に及んだものとみている。