エロニセ詐欺
変態坊主逮捕(92.4.1)

 1日午前2時、犯罪制圧部では都内バンカピ区ラートプラオ路ソイ・マハタイ。MLMマンション146号室の手入れを行い、首や手に数珠をして寝ていたシリラート僧(30)を詐欺の容疑で逮捕し、室内から信者の女性たちのポルノ写真やダイヤやその他の宝石、価格にして百万バーツ程を押収した。

 事件の発端は先月26日、ヤナワー区シーロム路で宝石店を経営する女店主ソンクロートさんが次のような届けを出したことから始まる。それによると「呪文を唱え様々な苦悶を取り除く名僧として多くの信者を持つシリラート僧と知り合いだという男ソンポン(30)と女スニー(27)と知り合った。

 その後彼らからシリラート僧を紹介された。凛々しい顔立ちといい、話し方といい尊敬できる僧に見えたので、すぐに信者になり数回に渡って何万バーツもの喜捨をしてきた。ところが先月、僧が私の工場にやってきて、ダイヤをはめこんだお守り用のケースを四百個注文した。これらのお守りは米国にいる信者に売り、その収益でインドに寺を建造するつもりだと言われた。私が総額の70%の手付け金を要求すると、国軍銀行と農民銀行の小切手を切ってくれた。私が注文の品を納品して間もなく、僧は再び米国の信者に売りたいからと、今度はダイヤの指輪25個に色々な宝石、価格にして2500万バーツ程を購入した。金は必ず後払いする、私がすべて保証するから心配ないと僧に言われたため、前金を取らずに宝石を渡した。ところがそれ以来僧が姿を見せなくなったため、不安になり僧から貰った小切手を換金しようとしたら、僧の銀行口座にはわずか10万バーツしか預金されていなかった。ソンポンとスニーに僧の三人がぐるになっての犯行とわかり警察に届け出た」という。

 その後警察ではソンポンとスニー宅を捜査し、価格にして1200万バーツ程の宝石を押収した。その後二人の自供から僧の行方を突き止め、今回の逮捕となった。

 シリラート僧は本名をティラといい、元はあるスタジオのカメラマンだった。その後ロスアンゼルスのタイ寺の支部があるカンチャナブリ県の寺院で僧門に入った。ハンサムで説教が上手なことから、若い女性や女やもめの信者が多く、ハイソサエティーの女性たちは僧に数十万バーツの喜捨をしていた。僧はこれらの女性たちをだましてセックスを強要し、彼女たちのポルノ写真を撮った。そのため女性たちは恥さらしになることを恐れて、誰一人警察に届け出る者はいなかったという。