母に先立たれ父が再婚したため、三人の弟のために乞食をしたり、売春をして生計を立てていた気の毒な少女が、福祉財団に救助された。
悪性の性病に苦しんでいたビヤダちゃん(10)は去る17日、パトムタニ県タンブリ郡タンブリ病院で治療を受けたが、医師の指導を受けずに薬だけ受け取って姿を消してしまった。病院ではピヤダちゃんが売春をしている疑いがあるとし、地元警察の協力を得て行方を捜査、病院の裏にあるスラム街に住んでいることを突き止めたため、ビヤダちゃんは署に補導された。
調べを受けたビヤダちゃんは目に涙をためて「私には二人の姉と三人の弟がいる。昨年母がアル中で急死してから、姉たちは所帯を持ち家を出ていった。日雇い労働者の父は酒飲みなうえに最近再婚したため生活が急に苦しくなった。三人の弟たちを食べさせていくために、昼間はデパートなど人通りの多いところで乞食をし、夜は道ばたに立って中年の男を相手に10バーツから50バーツで売春していた。しかし性病が悪化して客をとることができなくなったため、病院へ行った」と言って泣いた。
その後ビヤダちゃんと弟たちは子供財団の子供の家に保護された。「これからは乞食も売春もしなくていい。それに学校にも行かせてもらえる。まるで夢のようだ」とビヤダちゃんは新しい人生に目を輝かせている。