脅迫されて自動車泥棒の一味にされ、犯行を強いられていた外国人が救助された。
都内バンコクパレスホテルから8日午後5時ごろ、129号室に宿泊中の男が室内に監禁され乱暴されているとの届け出がパタヤイ警察にあった。警察ではただちに現場へ急行し、英国人ケリーさん(29)を救助し、犯人ラクサク(28)を逮捕した。しかし他の仲間はすでに逃走した後だった。また部屋から証拠物件としてケリーさんのパスポートと運転免許証のコピー百枚ほどを押収した。
ケリーさんによると、ロンドンの郵便局に勤務していたが体調を悪くしたので退職し、先月10日にタイへ静養に来た。その後パタヤでプラモンという女性と知り合い、今月3日に彼女の紹介でラクサクとその友人オイ、ピーターと親しくなった。オイから会社の支配人にしたいので、その書類を作るためにパスポートと国際運転免許証をかして欲しいと言われた。二日後にパスポートと免許証を返却してくれたが、ホテルの一室に閉じこめられ、脅迫されてレンタカーの会社へホンダやトヨタの新車をレンタルする電話をかけさせられた。
商談がまとまると彼らがケリーさんの代理人に化けて、パスポートと運転免許証のコピーを会社へ提出して車を借り出し、ミャンマーへ25万バーツほどで売っていた。
今までに40社以上の会社へ電話をかけさせられ、拒否すると乱暴された。ケリーさんは犯人のスキを狙ってホテルに救助を求めたという。警察では逃走した一味の行方を捜査中である。